勇者のくせにカードヒーローはなまいきだ。

「勇者のくせになまいきだ。」（PSP）ちまちまと遊んでおります。ちまちまとおもしろい。ダンジョンの形をうまく作ってモンスターを発生させて、勇者をぶち殺す一種のパズルゲーム。最初はダンジョンキーパーみたいなのを想像してたんですけど全然違って、ゲームというより、蟻の巣穴を観察しているみたいですね。ライフゲームっぽいというか、あんまり熱くならなくて、失敗しても悔しくないというか。でもゲーム、というより商品、というかエンタテインメントとしてちゃんと成立していて、この「蟻の巣穴」と「エンタテインメント」の間にあるものが何かを考察すると、なかなか面白いんじゃないかなーと。細かい作り込みの積み重ねというか、インタラクションの快感というか、ユーザーインターフェースにおける演出というか、ゲー･･･ま、いいや。なにより栗コーダーカルテット風のサウンドが良いですね。でもSTAGE6あたりで壁があって先に進めない。たぶんダンジョンのデザインにちょっとしたコツがあるんだと思いますが、それをチュートリアルとかで教えちゃうと、あっという間にクリアされちゃうんで、痛し痒しだとは思います。いや、一緒に買った「高速カードバトル　カードヒーロー」（DS）と比べちゃうとね。カードヒーローはホントに良くできてますよ、チュートリアル要素を加味したストーリーモードというか、手の引き方加減がｗ　まったく贅沢な作りであります。ちなみにエントリーのタイトルに意味はありませんのでよろしくｗ