日々つれづれ2

はてなダイアリーから引っ越しさせました

チュートリアルとビジネスモデル

昨日の続きです。僕はゲームのチュートリアルって、無いよりは有ったほうが好みです。だって本編と違って絶対にクリアできるように作られているのでw とはいえ、ひとことにチュートリアルといっても、その内容は様々であります。特にアーケード世代の方は「ゲームの中で自然に学ばせる」ことが重要だと言われますよね。理由は簡単で、凝ったチュートリアルをプレイさせている暇がないから。残機制のゲームだと、2回ミスする間である程度操作を習得させて、3機目でそこそこ進めるんだけど、ミスして悔しいからもう1コイン入れさせるように作る、だとか(だいたい1面クリアできるか否か・・・くらい)。格闘ゲームでCOMキャラの攻撃が、だんだん多彩になっていく、というのもそれに近いですよね。これがコンソールだと、ある程度腰を落ち着けてプレーしてもらえる一方で、より複雑な仕様が期待されるので、やっぱりチュートリアルがほしくなる。「エネミーゼロ」とか、チュートリアルに別ディスクがついた例もありました(あの頃が分岐点?)。とはいえ、いかにも練習モードでは興ざめだし、それこそ遊ばれないので(スポーツゲームの練習モードとか、どれくらいの人が遊ぶんだろう?)、RPGなどのストーリーゲームでは、序盤のストーリーとチュートリアルをうまく絡める手法が増えてきています(「カードヒーロー」あたりから?)。でもこれだと、仕様が変わると序盤のストーリーも変わっちゃうので、もろもろ大変なんでしょうw んでもって、これがPCゲームだと、さらに腰を落ち着けて遊んでもらえるし、SLGとか複雑だから(プレーヤーも大人が多いし)、「チュートリアル」モードが独立する例も増えるような・・・。もっとも国内ではPCの一般ゲームがほとんど発売されないので、例が洋ゲーになっちゃうんですが(エイジオブエンパイア・ダークエイジで、チュートリアルが懇切丁寧だったのには驚いた)。まあ、そもそも洋ゲーチュートリアルがある得るというのが、一昔前と比べると浮世の感であります。「スポア」もストーリー仕立てだけど、チュートリアルが丁寧で、操作に迷わないのが驚き。ところがぎっちょん、これがアイテム課金のネットゲームになると、チュートリアルの必然性がガクンと減るらしい。というのも基本プレーは無料だから、ユーザーもちょっと遊んでみて、自分に合わないと思ったら、すぐに遊ばなくなっちゃう。凝ったチュートリアルを作っても、費用対効果に乏しいというわけです。それよりもアーケードのように、インゲームでうまく手を引く手練手管が重要になってくる。いろいろなものがぐるっと一周という感じでしょうか。もっとも「チュートリアルをゲーム中にうまく盛り込む」ことこそ、非常に大変なわけで、アクションやシューティングならまだしも、RPGなんか不可能に近いという気がせんでもないですが・・・w そういえば「アイテム課金ゲームは基本無料なので、操作に迷ったら、すぐに止められちゃう。だからこそUIの作りこみが重要で、それはゲームだけでなく、ロビー周りも一緒」などと昨年のラウンドテーブルでも話がありましたっけ。WASZやESDXキーが方向キーじゃないFPSがヒットするとは、もはや考えにくい状況にもありますよね。あとWASDってのもあるか。まあなんにしろ「無料」だからこその難しさが、いろいろあるんだろうなあという感じです。そういや昔テレビの人からも言われましたっけ。テレビゲームは買ったら、とりあえず集中して遊んでもらえるのでうらやましい。テレビは無料だから、すぐにチャンネルを変えられちゃうって。まあ、だからこそ最初から「買わない」選択肢もあり得るわけですがw




お弁当の写真を大きくしてみました。明太子ご飯に切りのりをまぶし、おかずはチキンのパストラミ焼き(レトルト)+ソーセージと卵炒め+ポテトサラダ(総菜)+茄子とひき肉の合わせ煮(総菜)。いちおうサラダ菜で仕切ってみましたw