日々つれづれ2

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Rhythm Heaven


http://wiredvision.jp/news/200904/2009041423.html
今年のGDCでは任天堂の基調講演でアメリカ版「リズム天国ゴールド」=「Rhythm Heaven」が配布されました。個人的にはGBA版に夢中になったのに対して、DS版は操作性が変わったこともあってか、かなり難しくなっているように感じられて、すぐに遊ばなくなってしまったので、帰国するまで封を開けなかったんですけど、いやービックリした。何がビックリしたって、つんく氏の歌が全部英語にローカライズされているんですねw しかも、ちゃんと歌詞の意味まで汲み取った翻訳で、ローカライズ、もといカルチャライズの見本のような内容です。詳しくは上記リンクを参照ですが、「翻訳は、日本のスタッフが英語化し、その後で、任天堂アメリカのスタッフがローカライズしました。翻訳にあたっては、ゲームに沿った流れが維持されるよう、特別の注意を払いました。」とのことで、相変わらず良い仕事をしているナーという印象です。
似たような例には「押忍! 闘え! 応援団 」→「Elite Beat Agents」がありましたが(これも凄い「カルチャライズ」でしたが)、これともちょっと違う。最大の違いは「選曲」で、「EBA」の場合は選曲が全部JPOPからアメリカンロックに変わってました。もともとが版権曲の音ゲーだったから当然といえば当然です。ところが「Rhythm Heaven」では、歌詞は英語だけど曲は甘ったるいJPOPのまま。任天堂的には曲じゃないんだ、総合的なゲーム体験の新鮮さがポイントなんだということでしょうが、北米の音ゲーといえば「ロックバンド」を筆頭に、バリバリのハードロックじゃないと売れないといわれている中で、はたしてどれくらい「Rhythm Heaven」が評価されるのか注目であります(まー任天堂もわかんないからテストマーケティングバイラル込みで無料配布したんでしょうが・・・)。はたして音ゲーの常識を破壊できるんでしょうかね。
http://www.gamerankings.com/ds/946576-rhythm-heaven/index.html
http://www.vgchartz.com/
ちなみに北米版の発売日は4/16で、主要レビューの平均点が掲載されるというGameRankings.comの評価だと84.81%と高評価。ただこのサイト、評価がコアゲーマー向けに偏りがちで、Wii Sportsが76.46%、Wii fitも81.06%とアレなんですが、それよりもコアゲーマー的にはOKだったみたい。でもって気になる売り上げは・・・まだVG CHARTSにはチャートインしてないみたい。ま、売り上げはともかくとして、よく翻訳されてます。同じVG CHARTSによると、北米版の脳トレは454万本、脳トレ2は379万本、でもEBAは21万本ということで、これがまずは第1関門でしょうか・・・。