日々つれづれ2

はてなダイアリーから引っ越しさせました

ロシアのRTS/カナダのRTS

僕は学生時代(1992年)に2ヶ月ほどヨーロッパをぐるっと貧乏旅行したんですが、その時の目的の一つが「東欧圏のボードSLGってどんなのだろう?」ということでした。いやほら、日本やアメリカで発売されていたボードSLGって、結局は西側主観でデザインされているわけで、ところ変われば場所変わる、だと思ったので。ところがぎっちょん、当時の東欧圏にはボードSLGなんて影も形も見えず、せいぜい玩具屋にトランプや人形などがあったくらい。まあ探し方が悪かったのかもしれませんが、やはり衣食足りて礼節を知るというか、娯楽は最後に来る分野だと認識した次第ですw
でもって時代は下って21世紀。ロシアやウクライナといった国々からPCゲームが発売されるようになりました。例によって4gamerの無料体験版を漁っていて、おもしろかったのがロシア産のRTSMen of War」。第2次世界大戦の欧州戦線をソ連・ドイツ・米英それぞれの視点でプレーできるというもので、デモ版ではソ連側のシナリオが遊べるんですけど、いやーなんというか、すごいw 主人公の将官の視点でシナリオが進むんですが、もう一般兵卒がポロポロ死ぬw いつでも取り替え可能って感じです。あと途中で手に入るKV-1戦車が強いの何のってw 敵の銃撃を跳ね返しながら進む様は、まさに陸の王者。砲塔を回す時は必ず停車するなど芸も細かい。こういう土着的な、その国でしか作れないようなゲームって面白いですよね。当然ながらソ連ルートが初心者向け、英米が中級者向けで、ドイツルートが上級者向けなんでしょうか・・・? はたしてドイツルートのエンディングがどうなっているのか、ちょっと見てみたいところw



でもって、これとはまったく逆のアプローチで興味深いのが、カナダのデベロッパ、Magitechが作っている「Takeda3」。日本の戦国時代を扱ったストラテジーで、結構良くできてるんですよ。特に合戦がRTSで表現されていて、それっぽくてグッド。「1」の時にやっぱり4gamerのデモで遊んで、いやーすごいと驚かされたモンでした。あと音楽がビミョーに大河ドラマ風でおもしろい。日本語版発売されないかな・・・。

ひなた