日々つれづれ2

はてなダイアリーから引っ越しさせました

Nikon D750

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D80を購入後、Stylus1を経てD5500に至るまでにしばらく時間が空いた理由として、ずぶずぶと銀塩カメラ沼にはまってしまったことがありました。詳細は後ほど書くとして、わずか1年強の間に5個も6個も中古をポチってしまい、フィルム消費量がガンガン増加した時期がありました。ヤフオクで買った数千円(時には数百円)のカメラが、びっくりするような色味の絵をたたき出してくれたからです。それに比べるとデジカメ(特にD5500)の絵は、どうにもつるんとしていて、好きになれませんでした。Lightningで色味を弄ってみても、それは同じでした。

フルサイズ症候群にハマってしまったのも、そんな時期のことです。「D5500の絵がノッペリしているのは、つまるところAPS-Cだからだ」→「フルサイズ機であれば、銀塩カメラのような絵が撮れるに違いない」そんなふうに一度思い込んでしまったら、もう止まらない。フルサイズ機を買うにしても同じニコンという思いがありましたので、気がついたらD750をポチっていました。2017年6月のことです。D5500を購入した、わずか1年後のことですね。まったく、1台のカメラで5年も6年も写真を撮っていたのがウソのようですね……。

 

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でもって結果はどうだったのかというと、これが大当たりでした。D750と同時にヤフオクNikon AF NIKKOR 50mm F1.8Dをポチりまして、さっそく本体に装着して試写してみました。その時の一枚が近所の猫です。鼻筋がきりっとしていて、思いがけず良い感じに撮れました。色味もコッテリとしていて、隅々まで光を集めているという感じです。客観的に見てD5500の絵とそんなに違いがあるかと言われたら、今ひとつ自信が無いんですが、良いんですよ趣味の写真だからw この時から自分はフルサイズ信者になりました。良いですよフルサイズ。迷ったら買えって感じです。

 

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ただ、フルサイズ機で良く言われるのが、APS-C機よりもレンズが割高なことです。D750にはAF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VRという素晴らしいキットレンズがありますが、少しでも安く購入したかったので、買ったのはカメラ本体だけでした。そこで購入したのが貧者のF2.8ズームことタムロン SP AF28-75mm F/2.8 XR Di LD Aspherical [IF] MACROです。実売4万円以下でこの解像度ですよ奥さん! ぶっちゃけ自分のD750には、このレンズが着けっぱなしになっています。

 

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実際、フルサイズ機が生きるのがこうした光が乏しい夜間の撮影です。細部までしっかり映っていて、APS-C機だとこうはいかない。手ぶれ防止機能がない? そんなもの、ISO値を上げてシャッタースピードを稼げば良いんですよ、フルサイズなんだからw 正直でかくて重くて取り回しがしにくく、可動式液晶モニターを使用しての撮影も、D5500が圧倒的に利便性の面で上回ります。それでも、細部までクッキリと映り、色のりがよく、高感度特性が高いのは他に変えられません。フルサイズならではですね。それに他のフルサイズ機と比べたら、D750の取り回しの良さが光りますし。 

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f:id:kono3478:20170721085200j:plainこうした理由から仕事ではD5500を使うことが多いんですが、インタビュー取材などでポートフォリオ撮影を行う必要があるときは、必ずD750を使用しています。プロカメラマンではないとはいえ、せっかく人の顔を取らせていただくんだから、少しでも綺麗に撮りたいじゃないですか。それにごっついカメラで、モノブロックのストロボを炊いて撮影すると、撮られる側も非日常感が出て嬉しいと思うんですよね。というわけで使用頻度は低いものの、仕事で欠かせないカメラの一つになっています。

 

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あとは実家に帰省したときに良く使用しています。なんというか、いろいろ記録して残しておこうという時に、頼りになる一台です。ちなみに、この3枚はいずれも50mm一本勝負。肌のカサカサ具合とか、皺の刻まれ具合とか、単焦点レンズならではの、きりっとした絵になっています。1枚目はノーフラッシュ、2枚目と3枚目は外付けストロボのSB-300を炊いて天井にバウンズさせています。フルサイズ機でも小さいストロボを忍ばせていると、いろいろ小技が効いて便利ですよ。オススメです。