日々つれづれ2

はてなダイアリーから引っ越しさせました

ピンポン?テーブルテニスって呼んでくれよ(笑)

昨日の補足でEAスポーツのヘッドになったピーター・ムーア先生のインタビューに関する個人的考察です。「ピンポン?テーブルテニスって呼んでくれよ(笑)」なんて相変わらずのコメントが楽しいですね。でもMS時代に比べると、ずいぶん挑発的なコメントが減って、マルチプラットフォーム戦略を推進する大手メーカーの事業部長って感じ。ひらたくいえば丸くなったというか、今までが意図して演出していたというかw その中でも興味深いキーワードが幾つかありました。
http://www.inside-games.jp/news/303/30361.html
1:マスマーケットに浸透するゲーム機の価格は199ドル以下
2:スポーツゲームビジネスは版権ビジネス
3:人口の多い第3市場を狙え(インド・中国etc)
4:EAスポーツのキモはリアル路線
5:ウェブサービスとの連動
6:ネクソンは凄い
ネクソンが凄い」ってのはアイテム課金不毛の地と言われた北米で米ネクソンが「メイプルストーリー」でなぐり込みをかけ、大成功を修めているから。EAとしても相当気になっている感じですね。「「価格」が障害となりゲームに参加できなかった人も参加させていくというのが重要」というコメントが象徴してます。
その昔、芸能というのは王侯貴族お抱えの劇団が彼らのために行うものでした。もう少し時代が進むと劇場でさまざまな階層のお客に対して、お金をもらって行うようになります。んでもって20世紀になると、テレビやラジオで大衆に対して無料で(広告モデルで)演じるようになる。三波春男がテレビで「お客様は神様です」と言ったのは、寄席や料亭でひいき筋の旦那方に演じるよりも、テレビに出て薄く、広くお金を集める方が、よっぽど儲かるという、芸人の生き方としての宣言だったわけですよね、たぶんw(芸人のビジネスモデル革命宣言!?)。
ムーア御大のコメントにしても、地球規模で広く薄く、空気のようにお金を吸い上げウマー、という大企業としての理想像が感じられます。そのうち広告付きで無料でゲームを配信する時代が、EAスポーツでも訪れるんでしょうか?(EAチャンネルとか) MTVとか音楽ゲームでも良さそう。商標取ってたりしてw アニメみたいに放送局と広告代理店に中抜きされて、コンテンツ制作の下請けになっちゃうのは勘弁なので、アジア地域みたいに自社でポータルビジネスを展開していきたいところなんでしょうけど、コンソールではプラットフォームホルダーがゲーム機のデスクトップを独占してるからなア。日欧米のコンソールとアジア他のPCオンラインという二大ビジネスの対比が、これからますます鮮明化していくかもしれませんね。逆にコンソールでは「デスクトップ」の価値が、これからますます大きくなっていくのは間違いないんでしょう。Homeは広告を入れるようですし、ニューXboxエクスペリエンスでもバナー広告とか、普通にありそうで怖いw 任天堂は・・・どうなんでしょうね。



しかしインドでクリケットのゲームをリリース済みというのは笑った。DS向けにカバディのゲームをホントに出してくるかもしれないですね。カバディカバディカバディ・・・w