日々つれづれ2

はてなダイアリーから引っ越しさせました

Nikon D5500

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良いカメラの定義とはなんでしょうか? 答えは星の数ほどあると思いますが、こと自分にとっては「仕事のカメラと遊びのカメラの評価軸は別」と断言できます。それを実感したのがNikon D5500です。映像素子にAPS-Cを搭載し、バリアングル液晶を備え、ファミリー向けのスナップ機という位置づけながら、上位機種にも迫る性能を備える一台・・・。こんなふうに書くとすごく良いカメラのように感じられますが、実際良いカメラなんですが、優等生過ぎて面白みがないというか・・・人の好みって難しいですねw

このカメラを買ったのは2015年のゴールデンウィークで、いいかげんD80に飽きてきたのと、もう少し軽い一眼レフがほしくなったからでした。そんな時にWebで「小型・軽量・持ちやすい」というレビューを読み、実際に量販店で触って実感したこと。そして例によってイベント取材などで使っている人を見かけたので、意を決してAmazonでポチりました。発売されたのが2015年の2月なので、自分にしては珍しく、「出て、すぐ買った」形ですね。Stylus1がお釈迦になった直後で、良いタイミングでした。

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実際に触ってみたところ、本機種のために新設計された標準ズーム、AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR IIの「沈胴式」という構造も手伝って、予想以上にコンパクトなように感じられました。その後、D5500を取材で使い始めて、あらためて感じた長所が次の2点です。

  1. バリアングル液晶とタッチセンサーの組み合わせが非常に使いやすい。腕を伸ばして液晶を見ながらフレーミングして、タッチしたらそこにピントが合って、パシャッと撮れる・・・この一連の流れが取材に最適です。Stylus1のチルト液晶も良かったのですが、実際にシャッターボタンを押さなくてもいいので、D5500の方が高さが稼げます。その後D750も購入しましたが、画面タッチでフォーカス&シャッターという点でいえば、D5500の方が断然高性能ですね。
  2. 有効2160万画素のCMOSセンサーが強力。講演取材などで被写体に近づきにくいシーンでも、RAWファイルで撮影して後からトリミングすることで、標準ズームでもWeb媒体程度であれば、問題なく使えることがわかりました。これによりD80の時に愛用していたAF-S DX NIKKOR 18-200mm f/3.5-5.6G ED VRはすっかり出番がなくなりました。以後も標準ズームが着けっぱなしになっています。実際、D5500のコンパクトさを生かすのであれば、望遠ズームは不要かと思います。

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また、D5500を使い始めた頃から、撮りためたデータをAdobe Lightroomでレタッチするようになりました。そこで覚えたテクニックが台形補正です。Photoshopを使っていなかったので、この機能にはホントに驚きました。そして、被写体に対して正対し、水平・垂直をしっかり出すことで、写真がぐっと映えることを実感しました。まあ、そうはいってもレンズのせいで歪んじゃうんですが、レタッチすることで、これがビシッとなる! デジタルってホントにすごいですよね。良い時代になったモノです。

ちなみに自分はD5500に外付けストロボのSPEEDLIGHT SB-300を組み合わせて使用しています。こちらも小型ながら前後にヘッド部分の角度が変えられて、手軽にバウンス撮影ができる優れモノです。GN18ですが、スペック以上に光が回る感じで、重宝しています。余談ですがデジタルになって、みんな室内でもノーフラッシュで撮るようになりましたが、ちゃんと外付けストロボを使った方が良いと思うんですよね。その場の雰囲気は飛んじゃいますが、しっかり、綺麗な絵を撮るのが大事だと思いますので・・・