日々つれづれ2

はてなダイアリーから引っ越しさせました

だから高橋名人

前日の続きです。「1:ゲームが起因する問題→研究段階」「2:ゲームの遊び方に関する問題→しつけの問題」「3:ゲームの外側がもたらす問題→犯罪は悪・いじめは悪」と切り捨てたとして、それでもやっぱり親御さんや先生がたが一番気にされるのが「ゲームを遊びすぎて生活が不規則になる」こと。「目が悪くなる」「体力が低下する」「キレやすくなる」はたまた「ニート/引きこもりになる」なんてのも、結局はこの「生活が不規則になる」問題が起因になっているのではないかと。んでもってこれは、漫画やテレビなど、過去の多くのバッシングを受けたメディアに、共通して言えることではないかと思います。
これ、なんでかというと、1日は24時間しかなくて、あらゆる娯楽は余暇時間の奪い合いだからですよね。何かが増えれば何かが減る。万人に共通のゼロサムゲームです。その結果、睡眠時間や学習時間が減れば、そりゃ親としては心配でしょう(自分が子供だった頃のことはさておき)。逆にゲームを作っている人からすれば、熱中するように作っているんだから当たり前。最近は脳トレみたいなゲームもありますけど、まあなかなか難しいというか、両者の溝は深そうです。
余談ですけど生活が不規則になって体内時計が狂うと、やっぱり体にも心にも良くないですよ。これは断言できます。別に昼夜逆転の生活でも、寝る時間と起きる時間が決まっていれば、それはそれで規則正しい生活なんですが、これがバランバランになるとホントによくない(だから三交代の仕事はつらい)。んでもって発達段階にある子供のうちは、やっぱり朝起きて夜寝る、太陽を浴びる生活が理想だと思います。この辺は昔、睡眠の本の仕事でよーく実感しましたW
というわけで週末にどっぷりゲームにつかるのも結構。ドラクエやFFが発売されると、全国的に寝不足が増えるのもほほえましい。でもゲームがますます愛されるためには、ゲーム業界の側からも、遊びすぎに注意するようなメッセージや方策が、もっと必要かもしれないですね。Wiiのプレイ履歴の確認などは、その一つではありますが。あと「歩いてわかる 生活リズムDS」、これかなりいいです。最初は「生活リズム」なんて大風呂敷と思いましたが、実はこれが一番大切かもしれない。コンセプトが秀逸です。いま教育界では食育だったり「早寝早起き朝ご飯」運動などもありますが、そこから一歩進んで「生活力」「生活リズム力」へと進んでいくべきでしょうね。
んでもって改めて感じるのが高橋名人の「ゲームは一日一時間」という名言の重みでしょうかW いやいやホント、ゲーム業界自体がこの標語を生み出したことを、もっと重要に感じるべきではないかと。いやホント。




というわけで、今朝も鰻重+冷凍の唐揚げ+きんぴら&ひじきの総菜という手抜き弁当。ホントに冷蔵庫から出して、チンして、載せただけですW もちろん鰻は中国産W