アサシンクリード

昨今、開発現場で「次世代」のベンチマークになっている（っぽい）「アサシンクリード」。現在2人目の暗殺ミッション遂行中で、よーやっと面白くなって参りましたｗ　GTAライクなオープンフィールド型のゲームデザイン＋屋上をどんどん進める立体的なレベルデザイン＆壁とかどんどんよじ登れちゃうアクションがよく融合してます。あとカウンター攻撃のリアルタイムデモを交えた演出に驚き。ゲームシーンとイベントシーンのシームレスな移行も秀逸。会話シーンのがっくり感とは偉い違いですｗ　ただ、惜しいというか何というか、全体的な「もっさり感」がうーん？という感じ。あと操作系がもーちょっとシンプルだといいなあ、とか。この「もっさり感」、どっかで既視感と思ったら「ガンパレード・オーケストラ」なのでした。ただ「ガンパレ」と同じく「アサシン」も三部作とのことで、「緑の章」から急にUIがキビキビ動くようになった「ガンパレ」と同じく、「アサシン」も続編でさらに操作性が良くなることを今から希望であります。加えて三部作といえば最近では「レイトン教授」なわけで、もう大作ゲームでは最初からシリーズ化前提でブランディングが常識になるんですかねえ。それにしてもカナダ人が作る（開発は加モントリオールスタジオ）アラブの暗殺者が主人公のゲームで（いわゆる12世紀の暗殺教団伝説が背景）、敵がキリスト教徒（十字軍の要人）で、お金を吸い上げるのがフランス人（仏UBI）という、錯綜しまくった国際関係が現代の資本主義社会を如実に反映していてステキ。フランス自体も移民問題を抱えて複雑なお国柄で、エッジが利いている感じ。こうなると日本人としてはNINJAで対抗でしょうか。白戸三平の「サスケ」「カムイ」みたいな動きのアクションゲームって出ないかしら。まあ「アサシン」自体が次世代版「天誅」といってしまえばそれまでなんですけど。またはこのイメージでスーパーヒーロー物とか（アルタイルの動きもスパイダーマンみたいだし）。あと一番の問題がXbox360の爆音。なんとかなりませんかねホント。