日々つれづれ2

はてなダイアリーから引っ越しさせました

ハッタリズム

スペリールの[覇-LORD-]がおもしろい。武論尊北斗の拳的なハッタリズム満載の三国志ワールド。でもまだ「お前はもう死んでいる」に並ぶ名台詞が出てきてない気がする(今週の「信に生き、義に死す」だとまだ弱い感じ)。あと、せっかく今まで次週の展開が読めなくて面白かったのに、桃園の誓い以後、普通の三国志マンガになってしまいそうな予感。より一層のパラレル三国志ぶりを期待。

でもハッタリズムはさじ加減が難しい。見る側の感性とずれちゃえば、その人にとってはただのギャグにもなる。というわけで近所のゲーム屋でドラクエ8を買うついでに見た「メタルギアソリッド3」の予告ムービーは個人的には?。まず台詞がくどい。いくら60年代といっても大時代的。あそこまで大仰に007をパクっていいのかしら、なんて。いや、あくまで個人的にですが。

ゲームってまだ映像による心理描写や感情表現ができるまで表現がこなれてないので、映像で足りない部分を台詞で補おうとして、それで大仰になるのだろう。そして映像に込めた情念まで表現するため、MGSは次世代機でも映像美を追求し、デザイナーの人力では補えない部分をフィナンシャルアニメーションやAIによるモーション制御や独自のシェーダーなどの大量のミドルウェア投入でカバーしていくのだろう(2D=>3Dでドット絵がポリゴンになった時みたい)。そして小島カントク流ハッタリズムがさらに加速していく…のかもしれない。

ちなみに最近で最も遊んだMGSはGB版でした。台詞もストンと腑に落ちました。絵の粗さを台詞で補う感じではなかった……と僕は個人的に思いました、ハイ。