日々つれづれ2

はてなダイアリーから引っ越しさせました

ジャパニメーションとジャパニゲーム

某誌で性懲りもなくE3の原稿を書きつつ思ったんですが、ジャパニメーションという言葉はあってもジャパニゲームという言葉はない。アニメと違ってゲームはストーリー性なんて皆無だったから、最初から「無国籍商品」だったんですけど、逆に世界市場に出ていく過程で、幸か不幸か「脱国籍化」が行われなかったわけですね。小さい子供はさておいて、中学生以上の「ゲーマー」だったらNintendoやSEGASonyが実は日本企業で、EAやAtariとは違うってことを知ってるし、ちょっと気の利いたユーザーだったらShigeru Miyamotoの名前くらいは知っている。ゲーム雑誌がフォローしてくれてるのが大きいんでしょうね。とはいうものの、Pac-manやSpece InvadorはアメリカではMidwayがパブリッシュしてたので、いまでもこの辺のゲームはNAMCOやTAITOではなく、Midwayのゲームだと思っているアメリカ人は多いんじゃないかしらん。こう考えるとアニメと違って、80年代後半に日本のパブリッシャーがアメリカに現地法人を作って、自前で売り始めた功績は相応にあったかと。この辺ディベロップとパブリッシュが分かれなかった、インハウスだから良かった点なのかもしれないですね。