日々つれづれ2

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なんで必要なの?

DiGRAやら何やらテレビゲームをめぐる研究がにわかに盛んになってきた今日この頃ですが、素朴なツッコミとして「何で必要なの?」という声が(特にゲームを作ってる人から)出てきそうな予感w ゲームの定義なんて関係ないじゃん、そんなこと考えている暇があったらゲームを作れ、なんて声も(特に上の方から)聞こえてきそうな感じですが、でもこの手の「ゲームは遊んでおもしろければすべて」「売れれば正義」という考え方は(商行為としてはまったく正しいんですが)、容易に「売れなくなったからやめよう」という考え方にシフトしちゃうんですよね(これもまた商行為としては正しいんですが)。ただほら、あなたの周りにもいませんか? 「ゲームの定義なんて関係ないんだ、とにかくすべてがゲームなんだ」と開き直った結果、トンデモ企画を乱発して現場を混乱させ、市場を荒らしまくったあげく、「うちのゲームが売れないのは市場が縮小しているから」と責任転換して去っていった偉い人たちがw ま、彼らもまた「売れるゲームを作れ」としか言わない経営陣の犠牲になった、とも言えるんですが(んでもって、こうした経営陣が現場の社員を見捨ててサクッと売り抜けてたりして、また腹が立つわけでw)。そんな時に論理的に反論したいと思いません? ゲーム開発に「愛」以上の言葉が欲しいと思いません? ゲームの研究を行うことは、トンデモ上司を駆逐して自分たちの仕事を守るためにも役に立つ、ような気がする今日この頃。